日本では新型コロナウイルス感染発病予防としてファイザー社製、モデルナ社製(いずれもmRNAワクチン)のワクチン接種が実施されています。接種を済まされた方の中には、抗体ができたかどうか知りたい方もおられると思います。そのような方のために新たな抗体検査を開始しましたのでお知らせいたします。
なお、2020年6月から提供してまいりました「新型コロナウイルス抗体検査」はウイルスに感染した可能性があるか否かを調べる検査で、ワクチン効果を検査するものではありません。したがいましてこの単体検査は7月で終了いたします。
この度、当クリニックでは
①「これまで新型コロナに感染した可能性があるか?」
②「コロナワクチン接種を受けて抗体ができたか?」
の両方を知っていただくために以下の検査をセットで開始しました。
①を知るためにウイルスのヌクレオカプシドタンパクに対する抗体検査(ロシュ・ダイアグノスティックス社)を行い、
陰性陽性で判定します。
②を知るためにはウイルスのスパイクタンパクに対する抗体検査(ロシュ・ダイアグノスティックス社)を行い、陰性陽性判定のほか、抗体価も明記して報告します。
なお、この②は新型コロナウイルス感染や重症化を防ぐ効果が期待される抗体(中和抗体)を測定する検査であるため、 ワクチンに対する免疫反応評価への活用が期待されております。
対象者:コロナワクチンの接種後3週間以上経過している方
検査法:採血だけです(人間ドック・健診でのオプションの場合は健診時採血だけ)
検査内容:①②の両方を測定します(いずれも単体ではお受けできません)
結果通知:1週間程度で結果を郵送します
料金:ドック・健診のオプションは9,900円(税込み)、外来自由診療11,000円(税込み)